こんにちは、NZワーホリ準備中のKea(ケア)です。
「クリスマスといえば、雪景色に暖炉、熱々のチキン」そんなイメージを持っていませんか?
もしあなたがニュージーランド(NZ)でクリスマスを過ごすなら、その常識は一度忘れてください。
ここNZでは、サンタクロースはトナカイではなく、サーフボードに乗ってやってきます。
12月のニュージーランドは夏本番です。
平均気温は20℃を超え、街はクリスマスソングと同時に、日焼け止めとサングラスが欠かせない真夏の空気に包まれます。
この記事では、現在NZワーホリ準備中の私が、現地の公式情報や独自の調査に基づき、「真夏のクリスマス」のリアルな実態を徹底解説します。
- 【過ごし方】 ビーチBBQや「ポフツカワ」など、NZ独自のクリスマス文化がわかる
- 【料理】 国民的スイーツ「パブロバ」や定番のご馳走事情を網羅
- 【注意点】 12月25日にお店が閉まる「取引制限法」の罠と回避策
これからNZへ行く方も、南半球の文化に興味がある方も、ぜひ最後までお付き合いください。

雪のないクリスマスへようこそ
ニュージーランドのクリスマスは、
「世界で最もリラックスした祝祭」の一つです。
北半球のような厳かな宗教行事というよりも、家族や友人とビーチで過ごす「夏休み」の延長線上にあります。
「ホワイトクリスマス」ならぬ「ゴールデンクリスマス(砂浜の色)」こそが、ここでのスタンダードです。
Kea(ケア)現在、渡航準備真っ只中ですが、一番楽しみにしているのがこの「真夏のクリスマス」です。寒いのが苦手な私にとって、Tシャツで過ごせるクリスマスはまさに夢のような環境です。
NZ流クリスマスの主役!「ポフツカワ」と「サーフィンサンタ」
ニュージーランドには、伝統的なモミの木に代わる、独自の「クリスマスツリー」が存在します。
それが、NZ固有種の植物ポフツカワ(Pōhutukawa)です。
12月に咲き誇る「深紅の花」


ポフツカワは、ちょうどクリスマスの時期(12月〜1月)に合わせて、木全体を覆うように鮮やかな赤い花を咲かせます。
その赤と葉の緑のコントラストは、まさに天然のクリスマスカラー。
初期のヨーロッパ入植者たちは、この花を見て故郷のクリスマスを想い、手紙の中で「ニュージーランドのクリスマスツリー」と呼び始めました。
- 見られる場所: 北島の沿岸部を中心に自生しています。
- マオリの伝説: 伝説の戦士タファキ(Tawhaki)が天界から落ちた際の血が花になったとされ、神聖視されています。



まだ実物は見ていませんが、写真で見るポフツカワの迫力は凄いです。木一面に真紅の花が咲き誇ります。
渡航したら、この木の下で写真を撮るのが最初のミッションになりそうです。
サンタクロースの移動手段は?
雪がないため、ソリは役に立ちません。
NZのサンタクロースは、気候に合わせて独自の進化(?)を遂げています。
- 服装: 伝統的な赤いスーツの場合もありますが、しばしば「タンクトップ、短パン、サングラス、ジャンダル(ビーチサンダル)」というラフな格好で現れます。
- 乗り物: トナカイの代わりに、サーフボード、ジェットスキー、あるいはトラクターに乗って登場します。
【画像案: ビーチにいるサンタクロース(半袖短パン)やサーフボードを持ったサンタのイメージ図(alt: ニュージーランド 真夏 サンタクロース サーフィン)】
定番料理はチキンじゃない?「BBQ」と「パブロバ」
気温が30℃近くになる真夏に、オーブンで長時間ローストした熱々のターキーを食べるのは、調理する人にとっても食べる人にとっても過酷です。そのため、NZの食卓では合理的な進化が起きました。
屋外での「BBQ」が主流
現代のNZクリスマス・ディナーの主役は、庭やビーチで行う「バーベキュー(BBQ)」です。
キッチンに籠もりっきりになることなく、ビールを片手にゲストと談笑しながら調理できるスタイルが、NZ人の気質(Kiwi Style)に合っているからです!
定番食材:
- ラムチョップ(NZといえば羊!)
- シーフード(エビ、ホタテ、クレイフィッシュなど)
- シズラー(Sizzlers)(ソーセージ)



SE視点で見ると、暑い夏にオーブンを使わず屋外で完結するBBQは、空調効率の面でも非常に合理的です!
国民的デザート「パブロバ(Pavlova)」


食後のデザートには、ブッシュドノエルでもシュトーレンでもなく、パブロバが欠かせません。
どんなお菓子?
メレンゲを焼いたケーキで、外はサクサク、中はマシュマロのようにフワフワ。
その上に生クリームとフルーツ(キウイやイチゴ)がたっぷりのっています。



とにかく甘い!
ですが、フルーツの酸味と合わせると不思議とペロリといけてしまうそうです。
終わりなき「起源論争」
実はこのパブロバ、お隣のオーストラリアと「どちらが発祥か?」で100年近く論争を繰り広げています。
2010年にオックスフォード英語辞典が「NZ起源説」を支持しましたが、食卓でこの話題を出すと議論が白熱するので注意が必要です(笑)。
参考:オージー愛するデザート「パブロバ」、真の発祥地は?(CNN)
【要注意】旅行者は気をつけて!「12月25日」のお店事情
ここからは、SEらしくリスク管理の観点から「絶対に知っておくべき注意点」をお話しします。
日本の感覚で「クリスマス当日に買い出しに行こう」と思っていると、痛い目を見るかもしれません。
街が静止する「取引制限法」
ニュージーランドには「1990年店舗取引時間法(Shop Trading Hours Act)」という法律があり、
- 閉まる店: スーパーマーケット、ショッピングモール、多くのレストラン、小売店
- 開いている店(例外): ガソリンスタンド、一部のコンビニ(Dairy)、薬局
つまり、当日の食料調達はほぼ不可能です。
必ず12月24日(クリスマスイブ)までに、全ての食材やお酒を買い込んでおく必要があります。
観光地(クイーンズタウン等)では一部例外もありますが、基本的には「街全体が休みになる」と考えて動くのが正解です。日本の元日以上の静けさになります。
厳しい「アルコール規制」
さらに注意が必要なのがお酒です。
NZでは、クリスマス当日のアルコール販売・提供に厳しい制限があります。
- 酒屋・スーパー: 全面販売禁止(買えません)
- レストラン・パブ: 「食事(Dining)」をする客にのみ提供可能。
「パブで一杯だけ飲む」という使い方は違法になります。
しっかりとした食事を注文しないと、ビール一杯すら飲ませてもらえません。



「お酒はイブまでに買う」
これを忘れると、せっかくのクリスマスBBQがノンアルコール大会になってしまいます。
私はGoogleカレンダーのリマインダーに「酒購入期限」を入れておく予定です!
翌日も祭日?「ボクシング・デー」の過ごし方
12月25日が「静」の日なら、翌日12月26日「ボクシング・デー(Boxing Day)」は「動」の日です。
この日も祝日ですが、街の雰囲気はガラリと変わります。
1年で最大の「セール」の日
ボクシング・デーは、小売店が一斉に大規模なセールを行う日として知られています。
日本の「初売り」に近い感覚で、家電や服などが大幅に値引きされます。
この日の過ごし方は、大きく2パターンに分かれます。
- 過ごし方パターンA(買い物): 朝からショッピングモールへ行き、掘り出し物を探す。
- 過ごし方パターンB(レジャー): 買い物には行かず、家族でビーチへ行き、クリスマスの残り物(BBQ)を楽しむ。



私たちはせっかくなので、ボクシング・デーのセールに参戦して現地の熱気を肌で感じてみたいと思っています。



その様子は、渡航後のブログで詳しくレポートしますね!


交通機関の混雑に注意
この日から年末年始の休暇に入る人が多く、都市部から地方へ向かう道路は大渋滞します。
また、公共交通機関(バス・電車)も「休日ダイヤ」や「運休(メンテナンス工事)」になることが多いため、移動には余裕を持つ必要があります。


先住民族マオリの文化と「キリヒメテ」
ニュージーランドのクリスマスを語る上で欠かせないのが、先住民族マオリの文化です。
大地のオーブン「ハンジ(Hāngī)」
マオリの伝統的な祝宴料理に「ハンジ」があります。
これは地面に穴を掘り、焼けた石の熱で肉や野菜を数時間蒸し焼きにする豪快な伝統料理です。
クリスマスなどの特別な行事では、親戚一同が集まり、このハンジを囲んで食事を共にします。
食材に独特のスモーキーな香りが付き、肉はホロホロに柔らかくなるそうです。
マラエでの慈善活動
地域の集会所「マラエ(Marae)」では、ホームレスや独り身の人々に無料で食事を振る舞うイベントが行われることもあります。
これはマオリの価値観である「マナアキタンガ(歓待・思いやり)」の精神に基づくもので、NZ社会の温かさを象徴する光景です。



「メリークリスマス」の代わりに「メリ・キリヒメテ(Meri Kirihimete)」と挨拶してみるのも素敵ですね。



現地の文化に一歩踏み込める魔法の言葉です。


まとめ:郷に入っては郷に従え!Kiwi流クリスマスを楽しもう
ニュージーランドのクリスマスは、雪もなければ、厳格なルールもありません。
あるのは、輝く太陽、美しいビーチ、そして大切な人と過ごすゆったりとした時間です。
【NZクリスマスのポイントまとめ】
- 気候: 真夏!服装はTシャツ・短パン・日焼け止めが必須。
- 象徴: ポフツカワの赤い花と、サーフィンをするサンタクロース。
- 食事: 熱いチキンではなく、屋外BBQと甘いパブロバ。
- 注意: 12月25日は店が閉まる。買い物は24日までに完了させること。
これからNZへ行く皆さんは、ぜひ「日本の常識」を捨てて、この開放的なKiwi Style(NZ流)に身を委ねてみてください。
きっと、一生忘れられない「熱い」クリスマスの思い出ができるはずです。



私も来年の今頃は、ビーチでビールを片手に「暑いね〜!」と笑っているはず。現地のリアルな様子は、X(旧Twitter)でも発信していくので、ぜひフォローしてチェックしてください!
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