「車中泊をしてみたいけど、翌日疲れが残らないか不安」
「狭い車内で本当に熟睡できるの?」
そんな疑問をお持ちではありませんか?
実は、車中泊初心者の多くが「寝心地の悪さ」に悩まされます。
その結果、せっかくの旅を楽しめずに終わってしまうことも少なくありません。
結論から言うと、車中泊の疲れの原因は「狭さ」だけではありません。
この記事では、SEとして徹底的にリサーチし、実際に私が実践している「車中泊の睡眠の質を劇的に上げる5つの鉄則」を解説します。
- 【段差対策】 背中の痛みをゼロにする「マット選び」と「水平出し」のコツ
- 【健康管理】 命を守る「エコノミークラス症候群」の予防法
- 【環境制御】 結露・騒音・空気の淀みを防ぎ、朝までぐっすり眠る具体策
我慢大会のような車中泊はもう卒業しましょう。
この記事を読めば、あなたの愛車が「移動する快眠ルーム」に生まれ変わります。
なぜ、車中泊の翌朝は体がバキバキになるのか?
「車中泊=疲れるもの」というイメージは、準備不足が生む誤解です。
私が初めて車中泊をした翌朝、体はバキバキで熟睡できず、夜中に何度も目が覚めました。
当時は「車だから仕方ない」と諦めていましたが、原因は明確でした。
- 不自然な姿勢(傾斜)
- 酸素不足(換気不足)
- 不快な環境(寒さと音)
これらは根性で耐えるものではなく、「技術」で解決できる物理的な課題です。
海外旅行でロングフライトに慣れているからといって、自分の車でわざわざ「エコノミークラス」の窮屈さを味わう必要はありません。
正しい知識と装備で、快適な「ファーストクラス級の睡眠」を目指しましょう。
次の章から、具体的な解決策を一つずつ解説します。
Kea(ケア)初めての車中泊では、腰や肩に痛みが残り、翌日の運転が本当に辛かったです…。
あの失敗があったからこそ、今は「睡眠への投資」を最優先に考えています。
疲れの最大の敵は「段差」と「傾斜」
多くの車は、シートを倒せばフルフラットになると謳っています。
しかし、実際にはシートのつなぎ目やわずかな傾斜が存在し、これが睡眠を妨げる最大の敵となります。
なんちゃってフルフラットの罠
カタログ上のフルフラットは、
あくまで「荷物を積むための平らさ」であり、
わずかな段差でも、一晩中背中に当たり続けると、翌朝には激痛に変わります。
解決策:厚さ10cmのマットとタオル活用
この問題を物理的に解決するのが、
- なぜ10cmか?:
5cm程度の薄いマットでは、体重がかかると沈み込み、下の段差(シートの硬さ)を感じてしまうからです。
10cmあれば、段差を吸収し、背中への衝撃を無効化できます。 - タオルの活用:
マットを敷く前に、シートの深い窪みや足元の隙間にタオルや衣類を詰め込み、土台を平らにする「レベリング(水平出し)」を行いましょう。
建設現場の基礎工事と同じです。
土台(タオル等)で大まかに水平を作り、その上に仕上げ(マット)を敷く。
この二段構えが快眠への近道です。



私はタオルで窪みを埋めた上で、折りたたみ式の極厚マットレスを敷く予定です。
布団に近い寝心地が作れれば、車内であることを忘れて熟睡できますよ。
私たちが選んだインフレータマットはPasinazのダブル
車内を「高級ベッド」に変えるならコレ一択!
幅75cm(ダブルは130cm)のワイドサイズで、寝返りも余裕です。
Pasinazを選んだ3つの理由
- 厚さ10cmの安心感:シートの段差を完全に消してくれます。
- 電動ポンプ内蔵:スイッチ一つで設営完了。汗だくの空気入れとはサヨナラ!
- 移動もラクラク:コードレスでコンパクトに畳めるから、車内からテントへの持ち運びもストレスゼロです。
\ 私たちが日本一周の「相棒」に選んだマット /



アウトドアブランドの王道「コールマン」と最後まで悩みました。



やはり長年の実績があるアウトドアブランドなので、耐久性や品質への信頼感は絶大だからです。参考までに、悩んでいたマットも紹介しておきます。


命に関わる!?「エコノミークラス症候群」を防ぐ
車中泊で最も怖いのが、
脅かすわけではありませんが、最悪の場合、命に関わるリスクがあることを知っておく必要があります。
狭い車内での「不動」がリスク
長時間同じ姿勢で動かないと、足の血流が滞り、血栓(血の塊)ができやすくなります。
これが肺に詰まると呼吸困難を引き起こします。
特に、トイレに行くのを我慢して水分を控えるのは、血液がドロドロになるため絶対にNGです。
予防のための3つのアクション
- こまめな水分補給:
喉が渇く前に水やスポーツドリンクを飲みましょう。アルコールは利尿作用で脱水を招くため、寝る前は控えめに。 - 足を上げて寝る:
足元にクーラーボックスや荷物を置き、心臓と同じ高さかそれ以上に保つことで血流を助けます。 - ストレッチ:
就寝前や休憩中に、足首を回したりふくらはぎを揉むなどして、意識的に血を巡らせましょう。



私は寝る前の水分補給を徹底し、休憩時には必ず車外に出て歩くようにしています。



トイレが近くなるのも、こまめな休憩を取れるとポジティブに考えています!
熟睡を妨げる「結露」と「空気の淀み(換気不足)」対策
「朝起きたら、窓ガラスがびしょ濡れだった」
これは車中泊あるあるですが、実は睡眠の質を下げる大きな要因です。
CO2濃度と湿度の関係
締め切った車内で大人が寝ると、呼気によってCO2濃度が上昇し、息苦しさや頭痛の原因になります。
また、湿度が上がると不快指数が高まり、寝具が湿って体が冷える原因にもなります。
窓を少し開けて「換気」を
対策はシンプルですが、「窓を少し開けて寝る」ことが重要です。
数センチ開けるだけで空気が循環し、CO2濃度の上昇と結露の発生を抑えられます。
「対角線」に開けるのが鉄則
ただ窓を開けると言っても、1箇所だけでは空気は流れません。
効率よく換気するなら、「対角線上の2箇所」(例:運転席と左後部座席)を数センチずつ開けるのがベストです。
こうすることで「空気の通り道」ができ、効率的に車内の空気を入れ替えることができます。



以前、寒暖差で窓が結露し、シェードまで濡れてしまった経験があります。
それ以来、多少寒くても換気は必須にしています。
吸水スポンジは時短アイテムとして常備しています!
五感を制する者が睡眠を制す(光・音・匂い)
物理的な寝床(マット)が整ったら、次は「感覚」のケアです。
人間は、光・音・匂いといった五感のストレスに敏感です。
視覚:専用シェードで「完全遮光」
街灯や他車のヘッドライトは、脳を覚醒させてしまいます。
汎用品のカーテンではなく、車種専用設計のサンシェードを使いましょう。
窓枠にぴったりフィットし、隙間からの光と冷気を完全にシャットアウトできます。
聴覚:耳栓でノイズをカット
SA/PAや道の駅では、トラックのアイドリング音やドアの開閉音が気になります。
ノイズキャンセリング機能付きのイヤホンや、遮音性の高い耳栓を活用しましょう。
ただし、緊急時の音が聞こえる程度の遮音性に留めるのが安全上のポイントです。



イヤホンだと横向きで寝ると辛いし、ウレタンの耳栓は洗えないので、私は以下の耳栓を購入しました。程よく音が小さくなって便利です。


嗅覚:コーヒーかすで消臭
車内は食事や汗の匂いがこもりやすい空間です。
抽出後のコーヒーかすを乾燥させて置いておくと、活性炭のような消臭効果があり、ほのかなコーヒーの香りでリラックスできます。



コーヒーが大好きなので、キャンプ場では朝から豆を挽いてコーヒーを楽しんでいます。この時のカスを車内で消臭剤がわりにリユースしています。
高速道路のSAで仮眠した際、トラックの音や通過する車のライトが気になって眠れませんでした。
それ以来、アイマスクと耳栓は必須アイテムです。
自分が何に敏感なのかを知り、優先的に対策するのがコツです!
まとめ:車中泊は「耐える」ものではなく「楽しむ」もの
車中泊の「疲れ」対策について解説してきましたが、いかがでしたか?
車中泊で疲れるかどうかは、才能でも慣れでもなく「準備の質」で決まります。
【快眠への5つの鉄則】
- 段差対策: 厚さ10cmマットとタオルで「完全水平」を作る
- 血栓予防: 水分補給とストレッチで血流をキープ
- 空気管理: 窓開け換気でCO2と結露を防ぐ
- 完全遮光: 専用シェードで光をシャットアウト
- 静寂確保: 耳栓でノイズをコントロール
これらを実践すれば、車中泊は単なる「節約のための我慢」から、「秘密基地で過ごす極上の時間」へと変わります。
自分の車を「移動する寝室」にアップグレードして、翌朝スッキリ目覚める体験をぜひ味わってください。



これから車中泊デビューする方は、まず「自分が寝る時に何が気になるか(音?光?枕の高さ?)」をシミュレーションしてみてください。



自分の快眠ポイントを知ることが、快適な旅への第一歩です。私も日本一周に向けて、最高の寝床を作り上げます!



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