「WiseのATM手数料って、結局いくらかかるの?」
「ワーホリや海外旅行で、損をせずに現金を手に入れるにはどうすればいい?」
海外へ行く前に必ずチェックしておきたいのが、WiseカードのATM引き出し手数料です。
忙しい方向けに、まずは結論からお伝えします。
- 2026/5/1以降:Wiseは「月合計25,000円まで何度でも無料」。超過分は「1.75%+1回100円」。
- 旅行者は月2.5万円以内でこまめに引き出すのが最安。
- 長期滞在は現地口座を作り、Wiseはサブ/送金用に。
(本文は下で詳しく解説します)
この記事では、2026年最新の公式情報をもとに、ATM手数料の具体的な計算方法や、絶対にやってはいけない損する引き出し方まで、プロ目線でわかりやすく解説します。

1. ズバリ、WiseのATM手数料はいくら?(2026年5月以降の新ルール)
2026年5月1日より、日本で発行されたWiseデビットカードのATM出金手数料は以下のようになります。
金額によって「完全無料」か「有料」かがハッキリ分かれます。
月の合計引き出し額が「25,000円」まで:完全無料
1ヶ月の合計引き出し額が日本円換算で25,000円以内であれば、何度ATMを利用してもWise側の手数料は0円です。
月の合計引き出し額が「25,000円」を超えた場合:有料
無料枠の25,000円を1円でも超えると、そこから先は以下の2つの手数料がダブルで加算されます。
- 割合手数料:25,000円を超えた金額に対して1.75%
- 固定手数料:無料枠を超過した後の引き出し1回につき100円
【補足】2026年4月までの旧ルールとの違いは?
2026年4月30日までは「月30,000円まで無料。ただし無料は月2回までで、3回目以降は1回70円」でした。
5月以降は無料枠の金額が減った(実質値上げ)一方で、回数制限が撤廃されました。「防犯上、大金を持ち歩きたくないから5,000円ずつ何度も引き出す」といった旅行者にとっては、使いやすく改善されています。
2. シミュレーション:実際、手数料はいくら引かれる?【5月以降】
それでは、2026年5月以降の新ルールで、実際に口座からいくら手数料が引かれるのかを具体的な数字で見てみましょう。
※注意:以下の計算とは別に、現地のATM設置会社が独自に徴収する利用料(オーナー手数料)が数百円程度かかる場合があります。
ケースA:1回5,000円を月に4回下ろした(計20,000円)
▶ Wise手数料:0円
月の合計引き出し額が25,000円未満なので、Wise手数料は一切かかりません。
何度下ろしても、無料枠内ならタダです。
Kea(ケア)基本はカード決済で「現金を持たない派」の私たちにとっては、防犯面も考慮しつつ、回数制限を気にせず必要な時だけこまめにATMを利用できるので、この新ルールは非常に便利です。
ケースB:月65,000円をまとめて1回で引き出した
▶ 合計:800円の手数料
無料枠(25,000円)を40,000円分オーバーしているため、以下の手数料がかかります。
- 超過分4万円の1.75% = 700円
- 固定手数料1回分 = 100円
ケースC:無料枠を使い切った後、10,000円を4回引き出した(計40,000円分)
▶ 合計:1,100円の手数料(※要注意)
ケースBと同じく「無料枠を40,000円分オーバー」している状態ですが、引き出し回数が多い分コストが跳ね上がります。
- 超過分4万円の1.75% = 700円
- 固定手数料4回分(100円×4) = 400円
このように、無料枠を超過した後に何度も少額を引き出すと、固定手数料(1回100円)がチリツモで効いてきてコストが増加してしまいます。



超過後は「必要な分をまとめて引き出す」か、「おとなしくカード決済を使う」のが鉄則です。
クレジットカードと比較してどうなの?
ケースBの「800円」やケースCの「1,100円」といった手数料を聞くと少し高く感じるかもしれませんが、一般的なクレジットカードの海外事務手数料(約3.63%)と、超過してしまった4万円分を比較してみましょう。
このように、無料枠の恩恵を除いた「超過分の4万円」だけで勝負しても、Wiseのほうがクレジットカードの約半額近くのコストで済むことがわかります。



超過手数料を払ってでも、Wiseの手数料の安さは依然として優秀です!
3. 要注意!「引き出し上限」に関する致命的な落とし穴
「手数料さえ払えば、家賃や車の購入費用(数十万円)を一気にATMで下ろせるんでしょ?」と思った方は、現地で詰む可能性があります。
なぜなら、ATM出金にはWiseのルールとは別に、「現地のATM機自体のルール」が大きく立ちはだかるからです。
- Wiseのシステム上の上限:1回あたり100万円まで(※アプリで設定可能)
- 現地ATMの引き出し上限:1回・1日あたり数万円〜十数万円程度(※国や銀行によってガチガチに制限されている)
例えばニュージーランドのANZ銀行のATMは、1日あたり2,000NZD(約18万円)までしか出金できません。
さらに、ATMの機種によっては「1回あたり800NZDまで」といった厳しい制限があることも普通です。
つまり、「今日中に現金30万円が必要」という場面になっても、ATMが物理的にお金を出してくれません。
仕方なく数日や数回に分けて下ろそうとすると、そのたびに「超過分1.75%+1回100円」の手数料を取られることになります。


4. 損しない現金化ルート(旅行・ワーホリ別)
では、どのようにWiseを活用するのが一番賢いのでしょうか?



滞在スタイル別の最適解を紹介します。
ルートA:海外旅行・短期滞在
- 基本の支払いはすべてWiseデビットカードでのタッチ決済・カード払いにする(※両替手数料が最安のため)。
- 現金しか使えない屋台やチップ用に、2.5万円の無料枠内でこまめにATMで引き出す。
短期旅行の場合、不安だからと日本の空港等で事前に現金両替をする方も多いと思います。
しかし、「現地の空港に着いてATMを見つけるまで現金なしでも大丈夫」という方は、Wiseを使って現地ATMで引き出すのが一番手数料を抑えられます。(※空港の有人両替所はレートが非常に悪いため)



基本はWiseでカード払い、必要な分だけATMで引き出すというスタイルがおすすめです!


ルートB:ワーホリ・長期滞在(推奨)
大前提として、日々の買い物は両替手数料が安い「Wiseのカード決済」で済ませるのが基本です。
その上で、「どうしても現金が必要になってATMで引き出す場合」は、時期によって以下の手順で使い分けるのが最適解です。
現地口座が開設できるまでは、Wiseのカード決済をメインにしつつ、現金が必要な時だけWiseの「月2.5万円の無料枠」内でこまめにATMから下ろして乗り切る。
Wiseの「海外送金」機能を使って、まとまった生活費を現地銀行口座へ送る。
家賃の扱いや、日々のまとまった現金引き出しは「現地の銀行のキャッシュカード」で行う。
(※現地の自社ATMなら手数料無料の場合が多いため)。



ワーホリの1年間を安全に安く回すなら、「現地銀行をメインの生活基盤にし、Wiseは送金・初期のサブ決済用」として使い分けるのが鉄則です!


5. よくある質問(FAQ)
- WiseのATM無料枠はどこの時間でリセットされますか?(UTC?JST?)
-
WiseのATM無料枠の月次と日次のリセットは、Wise側システムが認識する「そのアカウントのカレンダー日(午前0時)」を基準に行われます。
つまり:- 月次(毎月1日):アカウントに登録された住所のタイムゾーンの午前0時でリセット。
- 日本で発行したアカウントなら日本時間
- 日次(毎日):その日の午前0時にリセット。
※世界標準時(UTC) や日本時間(JST) といった固定タイムゾーンではなく、アカウントのカレンダー日基準です。
- 月次(毎月1日):アカウントに登録された住所のタイムゾーンの午前0時でリセット。
- 無料枠を翌月に持ち越せますか?
-
いいえ。Wiseの無料引き出し枠は当月分のみ有効で、翌月へ繰り越すことはできません。
たとえば今月10,000円分しか引き出していなくても、月末を過ぎると枠はリセットされ、翌月は再び最初から25,000円分の無料枠が使えます(※海外ATM側の別料金は別途発生する可能性あり)。 - Wiseの無料枠と現地ATMの料金は別ですか?
-
はい。Wise側の無料枠は「Wiseが請求する手数料」の話であり、現地ATM(銀行やコンビニ)の独自料金(ATMオーナー手数料)は別途かかる場合があることに注意が必要です。たとえWiseの無料枠内でも、ATM機側が「This ATM operator may charge a fee」と表示する場合があり、その料金はWiseとは別扱いです。
- 月の途中で入金した場合、無料枠のリセット日は変わりますか?
-
基本的に無料枠のリセットは毎月1日午前0時で固定です。
これは公式ヘルプにある「毎月1日にリセットされる月間上限額」から明示されており、途中で追加チャージをしてもその月の無料枠は変わりません。
まとめ
- 2026年5月以降、Wise ATMは「月合計2.5万円までなら何度でも無料」。こまめな引き出しに強くなった!
- 無料枠を超えると「超過分1.75%+100円/回」がかかる。少額を何度も引き出すとコストが増える。
- ワーホリは「現地銀行口座」を必ず作り、Wiseの手数料トラップを回避しよう。
手数料や各種ルールは予告なく改定されることがあります。渡航の直前には、必ずWise公式の日本向けカード手数料ページでご自身で最新情報を再確認してください。



コメント