「ニュージーランド(NZ)でオーロラを見たい。でも車がない…」
そんなワーホリ・長期滞在者向けに、車なしでも現実的に狙えるNZオーロラ(サザンライツ)の攻略法をまとめました。
実は、北欧のオーロラとNZのオーロラ(サザンライツ)は、見え方も攻略法も全く異なります。
ネット上の綺麗な写真だけを信じて準備不足で突撃すると、「ただの白い雲しか見えなかった…」と後悔することになりかねません。
この記事では、現在NZワーホリ準備中で、過去に北半球でのオーロラ観測経験も持つ私Keaが、車なしワーホリでも実現可能な「オーロラ観測の現実的な戦略」を解説します。
- 車なしでアクセスできる厳選オーロラ観測スポット3選
- 実は「真冬」ではない?ベストシーズンと月齢の秘密
- ワーホリの財布に優しい移動手段と節約術
- 肉眼でのリアルな見え方とスマホ撮影のコツ
Kea(ケア)こんにちは、Kea(@kea_fufulog)です。
以前アイスランドでオーロラを見た時の感動が忘れられず、NZでも絶対にサザンライツを狩ろうと計画中です。
エンジニア視点で徹底的に調べ上げた「確率」と「オーロラハント戦略」をシェアしますね!
【基礎知識】NZのオーロラ(サザンライツ)は肉眼で見えない?
結論:NZのオーロラ(サザンライツ)は
ことが大半です。
なぜ「白く」見えるのか?
これは「人間の目の構造」と「オーロラの出現位置」に関係しています。
- 人間の目
暗闇では色を感じる細胞(錐体)が働かず、明暗を感じる細胞(桿体)が優位になるため、淡い光はモノクロに見えてしまいます。 - 出現位置
NZは南極圏から離れているため、オーロラは南の地平線ギリギリに低く出現します。
そのため、KP値6以上の強い磁気嵐でない限り、肉眼で色鮮やかなカーテンを見るのは難しいのが現実です。



ニュージーランドの場合、地平線ギリギリのためオーロラが出ていても肉眼では雲と勘違いしてしまう可能性があるので注意です。
カメラを通すと世界が変わる


しかし、がっかりする必要はありません。
カメラのレンズを通すと、そこには肉眼では見えなかった鮮やかな世界が広がっています!



以前アイスランドでオーロラを見た時、肉眼では『これ雲じゃないの?』と思いましたが、iPhoneのカメラを通したら鮮やかな緑の光を放っていて本当に感動しました!
「怪しい雲」は全て撮影してみる! 南の空に白っぽいモヤや動く帯を見つけたら、まずはスマホのカメラを向けてみてください。画面越しに緑やピンクの色が見えたら、それがオーロラです。
狙うべきKP値の目安
オーロラの強さを示す「KP値(0〜9)」を知っておくと、勝率がグッと上がります。
※KP値とは、磁気嵐の強さを数値化した国際指標です。
- KP 4〜5: カメラで撮影可能。肉眼では白い雲。(狙い目!)
- KP 6以上: 肉眼でもほんのり色が見える可能性あり。頭上近くまで光が伸びるかも。(最高!)



オーロラベルト(発生地帯)の位置関係から、ニュージーランドでは「KP4以上」が見える目安と思っておくと良いです。
【北欧とは違う!?】KP値について詳しく知る(タップして開く)
注意!北欧と同じ感覚では見れません
カナダや北欧はオーロラベルト(発生地帯)の真下にあるため、KP2〜3でも頭上にオーロラが見えます。
しかし、ニュージーランドはオーロラベルトから少し離れているため、最低でも「KP4」の強さがないと地平線上に姿を現しません。
【NZでの見え方目安】
- KP 0〜3: ほぼ見えません。カメラで長時間露光して「地平線がなんとなく緑かな?」程度。
- KP 4: 【観測ライン】 カメラには写りますが、肉眼では見えないか、薄いモヤ程度。
- KP 5 (G1): 【狙い目】 活発なオーロラ。肉眼で「白い帯」が動くのが分かり、カメラでは鮮やかな色が写ります。
- KP 6〜7: 【大当たり】 肉眼でも色が分かる可能性大。光の柱(ピラー)が上に伸びる様子が見えることも。
- KP 8〜9: 数年に一度の歴史的爆発。頭上までオーロラが広がります。
【時期】ベストシーズンは冬じゃない?成功率を上げる月齢と天候の秘密
「オーロラ=冬」というイメージが強いですが、データを分析すると
であることが分かります。
3月と9月(春分・秋分)が最強である理由
これにはラッセル・マクフェロン効果という科学的な裏付けがあります。
- 3月(秋)と9月(春)は、地球と太陽の磁場が結合しやすく、磁気嵐が発生しやすい時期です。
- 真冬(6月〜8月)は夜が長いメリットがありますが、天候が崩れやすく、道路の凍結リスクも高いため、移動の難易度が跳ね上がります。



アイスランドに行ったのは1月でしたが、メキシコ暖流の影響で意外とダウンジャケットだけで過ごせました。でもNZの冬は南極からの寒波が直撃するので、より厳しい寒さと悪天候への対策が必要です!
「新月」は絶対条件
どんなに凄いオーロラが出ていても、満月の明るさには勝てません。
淡いサザンライツは月明かりにかき消されてしまいます。
旅行計画は「カレンダー」ではなく「月齢」で決める!
必ず新月(New Moon)の日を調べ、その前後3〜4日を含む日程で宿を予約しましょう。





注意:これは「北欧(アイスランド)」だから見えた例です。
アイスランドではオーロラが頭上に強く出るため、このように月や街明かりがあっても撮影できました。



しかし、ニュージーランドは違います。
NZのオーロラはもっと淡く、地平線近くに出るため、この写真のような月明かりがある日は、光がかき消されてほぼ見えなくなります。
だからこそ、NZでは新月を狙うことが絶対条件なのです。
【場所】車なしOK!ワーホリにおすすめの厳選観測スポット3選
NZでのオーロラハント、最大の壁は「移動」です。
レンタカーは自由度が高いですが、冬のNZでの運転は非常に危険です。
路面凍結やチェーン規制があり、雪道に慣れていない人にとっては命に関わるリスクもあります。
そこで、公共交通機関(バス・フェリー)だけで行ける、車なしワーホリ向けの観測スポットを3つ厳選しました!


1. スチュアート島(Stewart Island)
NZの最南端に位置する島。
「Rakiura(空が輝く土地)」という名の通り、光害が一切ないNZ国内最強の観測地です。
- アクセス
Bluff(ブラフ)港からフェリーで約1時間。往復$170〜$270程度。 - 車なしポイント
宿泊エリアのオバン(Oban)から徒歩30分で行けるObservation Rockという展望台があり、ここが絶好のスポットです。 - 注意点
フェリーはかなり揺れるので酔い止め必須。食料品の物価が高いので本土から持ち込み推奨。



私たちも、スチュアート島でオーロラハントを予定しています!


2. テカポ湖(Lake Tekapo)


言わずと知れた「星空保護区」。世界中から観光客が集まります。
- アクセス
クライストチャーチからInterCityバスで約4時間。 - 車なしポイント
有名な「善き羊飼いの教会」は激混みで懐中電灯の光が飛び交うため、徒歩で行ける「Cowans Hill(カウアンズ・ヒル)」が静かで暗い穴場です。 - 注意点
とにかく宿が取れません。新月の時期は半年先まで埋まることも。



テカポはドミトリーなら手頃な価格で泊まれるため、長期滞在者も多いです。



星空鑑賞は、マウントジョン天文台のツアー参加がオススメです!
3. ダニーデン(Dunedin):都市と観測のいいとこ取り
都市機能と観測環境のバランスが良い街。
- アクセス
主要都市からバスでアクセス容易。 - 車なしポイント
市バスで行ける海岸(St Clair Beachなど)でも観測チャンスあり。 - 注意点
オタゴ半島などの暗い場所へ行くバスは、終電が早いです。帰りのUber代($40〜$60)を確保しておく必要があります。
その他のオーロラハントオススメ箇所は、ニュージーランド航空がまとめている以下もご参考に!
参考:ニュージーランドで感動体験、満天の星
【実践編】ワーホリ向け「格安」行動計画と予算
限られたワーホリ資金でオーロラを見るための、具体的な節約戦略を組みました。
移動手段:InterCityバスの「FlexiPass」
車なし旅の最強の味方が、長距離バスInterCityのFlexiPass(フレキシパス)です。
しかも、出発の2時間前まで予約変更・キャンセルが可能です。(情報元:FlexiPass Terms and Conditions)
天気予報を見て「テカポが曇りそうならダニーデンへ変更」といった柔軟な動きが可能になります。
宿泊予約のタイミング:3ヶ月前が勝負
テカポでのコスパが良い宿(YHA Lake Tekapo / Haka Houseなど)は、オーロラシーズンの新月期となると争奪戦です。
- 理想: 3〜4ヶ月前には予約を完了させる。
- 現実: 直前だと1泊$300以上のホテルしか残っていないことが多い。



1週間前までキャンセル無料の宿などもあるので、とりあえず予約しておくというのも戦略です。
食費の節約(隠れコスト対策)
テカポやスチュアート島のスーパー(Four Square)は、観光地価格で割高です。
「出発地」で食料を買い込む!
クライストチャーチなどのPak’nSave(格安スーパー)で、パスタ、缶詰、パンなどを買い込み、バックパックに詰めて持参しましょう。現地調達は牛乳や卵などの生鮮食品だけに絞るのが、ワーホリ流の節約術です。
【装備】スマホでも撮れる?持ち物リスト
高い一眼レフカメラがなくても大丈夫です。
最近のスマホなら、十分に美しいオーロラが撮れます!
1. 三脚(必須)
スマホの「ナイトモード」を使いますが、数秒間の露光(シャッターを開け続けること)が必要です。
手持ちでは100%ブレてしまい、綺麗な写真は撮れません。
特にiPhoneなどは、三脚で完全に固定されていることを検知すると、露光時間が「最大30秒」まで自動で延長されます。
淡いNZのオーロラを鮮明に写すには、この「30秒」が勝負の分かれ目です!
【マナー:光漏れ対策】
暗闇ではスマホの画面やフラッシュの光が、他の撮影者の迷惑になります。
- 画面の輝度は最低まで下げる。
- フラッシュはオフにする。
- 【裏技】誤作動が怖い場合は、フラッシュ部分にマスキングテープなどを貼って物理的に覆っておくと安心です。



撮影ボタンを押すときの手ブレを防ぐためにも、リモートシャッターがあると便利です!
一眼レフカメラ
「肉眼では白く見える」ニュージーランドのオーロラだからこそ、鮮やかな色を残すには一眼レフでの撮影がベストです。
スマホでは表現しきれない「光のカーテン」を確実に捉えられます!
しかし、購入するとエントリーモデルでも10万円以上と高額なのが悩みどころ。
そこで、滞在期間に合わせて賢く使い分けるのが正解です。
- オーロラハントだけが目的の方(短期)
購入はコスパが悪すぎます。「ゲオあれこれレンタル」なら、買うより9割安く、プロ仕様の機材を使えるので圧倒的にお得です。 - ワーホリの方(長期)
1年使うなら購入がおすすめです。「出発前に日本でレンタルして、夜景撮影を練習しておく」のが失敗しないコツです。ぶっつけ本番で操作に迷うと、決定的な瞬間を逃してしまいます。
もし私が今から行くなら、暗所性能と操作性が抜群のこのカメラを選びます↓
SONY ミラーレス一眼カメラ α7Ⅲ ブラック ズームレンズキット


2. モバイルバッテリー(必須)
氷点下になるNZの冬は、バッテリーの減りが異常に早いです。
撮影やアプリ待機で激しく消耗します。
スマホは命綱なので、モバイルバッテリーは絶対に忘れないでください。


Type-Cケーブル付きのモバイルバッテリーだとコードが見当たらないなどの小さなストレスから解放されるのでオススメです。
3. 赤色ライト懐中電灯(オススメ)
星空観測のマナーとして赤色ライトの懐中電灯を持っていきましょう!
白い光は「暗順応(目が暗闇に慣れること)」を解除してしまい、他人の撮影も台無しにしてしまいます。
観光地では白い光が飛び交い問題になっているため、赤いセロファンを貼るなどの配慮をしましょう。
4. 予測サイトやアプリで待ち伏せ(オススメ)
おすすめアプリ: My Aurora Forecast & Alerts
寒い屋外で一晩中待つのは不可能です。
アプリの通知を活用しましょう!
無料アプリでありながら、シンプルで使いやすいアプリです。
オススメサイト:オーロラ・アラート
日本の国立研究開発法人(NICT)が運営しているため、日本語で正確な情報を得られます。
- リアルタイム予報: 10分〜1時間ごとの活動状況を4段階のアイコンで表示。
- 長期予報: 27日先までの予報と「月齢」がセットになっているため、旅行の日程決めに非常に役立ちます。
5. 防寒具:NZの冬をナメない(必須)
待機時間は動きがないため、体の芯から冷えます。
日本から持ってきた服だけでなく、現地のOp Shop(リサイクルショップ)でフリースやダウンを安く買い足すのも賢い手です!
まとめ|車なしでNZオーロラを攻略する5つのポイント
ニュージーランドでのオーロラ観測は、北欧とは違った難しさと魅力があります。
最後に、車なしでオーロラハントを成功させるポイントを整理します。
- 見え方: 肉眼では「白い雲」。カメラ越しに色を確認する
- 時期: 真冬より3月・9月の「新月」を狙う
- 場所: 車なしならスチュアート島かテカポ
- 移動: InterCity FlexiPassで天候に合わせて柔軟に動く
- 予約: 宿は3ヶ月前に確保



オーロラが見えた時の感動は他では例えられません。
雄大な地球が生み出す自然の美を、ぜひNZで感じてください!


しっかりと準備をして、あなただけの「サザンライツ」を見つけてくださいね。
Good Luck!

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